床材の種類・選び方を徹底解説

公開日:2024/10/15   最終更新日:2024/10/21

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床材は、生活するうえで最も触れる場所の一つです。そのため、家づくりの際は徹底的にこだわりたいポイントです。「モダンな雰囲気」「ぬくもりのあるウッド調」といった希望があれば、個性を発揮する機会にもなります。本記事では、床材の種類と床材の選び方にスポットを当てて、詳しく解説します。

床材の種類

床材には多様な種類があり、それぞれ異なる触り心地や模様、色味を持っています。

家づくりの成功には、これらの特徴を理解し、自分の理想を具体化することが大切です。以下では、主要な床材の種類とその特徴を詳しく紹介します。

無垢フローリング・複合フローリング

フローリングは、温かみのある雰囲気を演出できます。

フローリングは、主に「無垢フローリング」と「複合フローリング」の二つです。無垢フローリングは、天然の一枚板をそのまま加工して作られています。杉、ヒノキ、アカシア、ナラ、パーチなど、さまざまな木材が使用されます。無垢フローリングのメリットは、水分を調節する機能があり、足元に温かみを感じられることです。

一方で、室温の変化によって反りや隙間割れが生じる可能性もあります。複合フローリングは、合板の上に天然木や木目調のシートを張り合わせたものです。コストを抑えられ、反りや隙間割れのリスクも少ないです。

しかし、木の質感が薄く、傷がつくと修復が難しいのがデメリットになります。ナチュラルな雰囲気を求める方には、どちらのフローリングも適しています。

畳は、い草の香りが広がる空間を提供し、程よいクッション性や湿度調整、防音効果を持つ素材です。

冷たさを感じにくく、滑りにくいため、小さな子どもがいる家庭にも安心です。縁のある通常の畳より高価ですが、縁無し(琉球畳)を選ぶことで、部屋を広く見せることができます。

クッションフロア

塩化ビニル素材で作られるクッションフロアは、歩くと少し沈む感触が特徴です。

耐水性に優れているので、キッチンやトイレなど水を使う立ち仕事が多い場所での使用が一般的です。木目風や大理石風など、豊富なデザインが楽しめるため、気軽に取り入れやすいです。また、コストが安価であるため、挑戦しやすいのも魅力といえます。

石・タイル

石材の床は落ち着いた色味が多く、トイレや浴室、玄関周りでの使用が一般的です。

耐久性が高いうえに傷が残りにくく、掃除も楽です。セラミックタイルは多彩なデザインがあり、大理石風にすることでゴージャスな印象を与えることもできます。熱伝導率が高く、床暖房にも適しているため、リビングに敷くと寒い冬でも快適に過ごせます。

カーペット

カーペットは断熱効果や防音性を持ち、素材には天然素材と合成繊維があります。

天然素材では、肌触りの良いコットンや通気性に優れたリネンがあり、合成繊維では防カビ・防虫性に優れたウールや耐摩耗性のあるナイロンが特徴です。どちらの素材も柔らかい踏み心地で、特に子ども部屋に適しています。

コルク

コルクは「コルクガシ」の樹皮から作られる自然素材で、デザイン性に優れています。

コルクはワインの栓としても利用されるなど程よい弾力性があり、遮音性、滑りにくさ、保湿性も兼ね備えています。小さな子どもやペットがいる家庭では、音漏れや転倒のリスクを減らすための良い選択肢です。

床材の選び方を部屋別に解説

床材の選び方は部屋の用途や住環境に応じて変わります。

各部屋に最適な床材を選ぶことで、快適な住環境を実現することができます。

リビング・ダイニング

リビングとダイニングは、広い面積があるため、床材の選択が家全体のイメージに大きな影響を与えます。

モノトーンの色合い(グレーやホワイトなど)はシックな雰囲気を演出し、木目調の床材は色味によって温かさやアンティークな印象を与えることができます。また、機能性も重要です。

無垢フローリングは湿度を調節し、夏はダニやカビを防ぎ、冬は喉や肌の乾燥を防ぐ効果があります。一方で、手入れのしやすさを重視するなら、クッションフロアが水拭きだけで簡単に掃除できるためおすすめです。

キッチン

キッチンでは水や油が床に飛び散るため、耐水性と防汚機能が重要です。

リビングとつながるアイランドキッチンには、防水性のある複合フローリングが適しており、部屋全体のデザインを損ねません。独立したキッチンの場合は、足腰への負担を軽減できるクッションフロアが人気です。塩化ビニルでできているので、水拭きで簡単に掃除でき、清潔な環境を保てます。

トイレ・洗面所

トイレや洗面所では、防水・防汚性のあるクッションフロアが最適です。

特にトイレでは、アンモニアによるシミ汚れを防ぎ、フラットな質感で掃除が簡単です。また、抗菌・消臭機能付きのクッションフロアもあり、快適な環境を提供します。デザイン重視の方には、立体感を演出できるフロアタイルも候補です。

寝室

寝室の床材は、静かで快適な足触りを重視するのがポイントです。

おすすめはカーペットで、フカフカした質感がリラックス効果をもたらし、寒い季節でも冷えを感じにくいメリットがあります。また、コルクも湿度を快適に保ち、適度な弾力と温もりを提供します。

玄関・廊下

人の出入りが多い玄関や廊下では、耐久性が重要です。

玄関には、汚れや傷に強い石材やタイルを選ぶと良いでしょう。特に御影石は、雨風による風化に強いのでおすすめです。廊下は、玄関ホールと廊下で素材を統一することで奥行きを感じさせることができます。フローリングを選ぶ場合、玄関との段差部分の色味を変えることで、個性を演出することもできます。

まとめ

床材の選びは、家づくりにおいて非常に重要です。リビング・ダイニングでは、無垢フローリングやクッションフロアを選ぶことで、温かみと手入れのしやすさを両立できます。キッチンでは耐水性に優れた複合フローリングやクッションフロアが最適です。トイレや洗面所には、防水性と抗菌機能を備えたクッションフロアが望ましいです。寝室は、カーペットやコルクで静かで快適な空間を実現できます。玄関や廊下では、耐久性のある石材やタイルが理想的です。各部屋に最適な床材を選ぶことで、機能性とデザイン性を両立し、快適な住環境を実現しましょう。

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