ZEH住宅とはどのような家?メリット・デメリットを事前に知っておこう!

公開日:2023/07/15  

ZEH

「ZEH」とは何かご存じでしょうか。「エネルギー収支をゼロ以下にする家」という意味の言葉で、2008年頃から「新しい省エネの形」としてアメリカで注目されてきました。現在は日本でも住宅のトレンドとなっています。今回は、そんなZEH住宅のメリット・デメリットをご紹介します。これから住宅を建てようと考えている方は必見です。

ZEH住宅とはどのような家?

ZEHは「ゼッチ」と読み「NetZeroEnergyHouse」の頭文字をとったものです。住宅の性能によって、設置されているエアコンや照明などの電気設備のエネルギー収支がゼロからマイナスになる家のことを言います。性能のいい家電を使う、住宅の断熱性・気密性を高めることでエネルギーの消費量を削減します。

断熱性、省エネ性に加えてエネルギーを作り出す創エネ性も持った住宅です。消費するエネルギーよりも家で創り出すエネルギーの方が大きいということです。経済産業省は主に温室効果ガスの削減目的で「2020年までにZEH住宅を標準的な住宅にする」と掲げています。

ZEH住宅のタイプごとの特徴

ZEH住宅には5種類あります。それぞれの特徴をご紹介するので、どのタイプを選ぶか参考にしてください。

ZEH

年間のエネルギー消費量が実質ゼロ、もしくはマイナスになる住宅のことです。「断熱」と「省エネ」による省エネルギー率が20%以上「創エネ」を含んだ省エネ率が100%以上の住宅と定義されています。

ZEH+

ZEHの特徴に加えて、

・外皮性能をさらに強化していること

・家庭用エネルギー管理システム(HEMS)によって住宅内の冷暖房、給湯システムを制御可能にしている

・電気自動車の充電設備を設置し、電気自動車でさらなる省エネ措置が可能である

以上のうち2つ以上を満たすのがZEH+です。

NearlyZEH

気候や土地の特徴から創エネが難しい寒冷地、低日射地域、多雪地域のための制度です。ZEHを見据えて年間のエネルギー消費量をゼロに近付けた住宅のことです。完全にゼロではないことから「Nearly」がついています。「創エネ」を含んだ省エネ率が75%以上の住宅です。

NearlyZEH+

NearlyZEHの条件に加えて、ZEH+と同じ追加要件を満たした住宅です。

ZEHOriented

都市部狭小地に建てられた、ZEHに向けた設備が備えられている住宅のことです。この都市部狭小地には細かな規定が存在します。再生エネルギー住宅の設備を取り入れたくても、土地の狭さによって導入が難しい都市部のための住宅です。

ZEH住宅のメリット・デメリット

ここで、ZEH住宅のメリット・デメリットをご紹介します。

メリット

まずはメリットを紹介します。

・快適に暮らせる

断熱性によって家全体で寒暖差が少なくなるため、冷暖房に頼らなくても済むようになります。エアコンの風が苦手な方にとってはかなり快適に暮らせるようになるうえ、温度差によるヒートショックの予防にもつながります。

・災害に強い

創エネ効果のある太陽光発電や蓄電システムが搭載されている家なので、地震や台風などの災害時も自力でエネルギーを作り出せます。停電による影響も回避しやすいので災害時も安心です。

・不動産の資産価値が高まる

省エネ性能を評価する制度が不動産評価の項目に加えられています。「ZEHマーク」の認証表示も平成29年から始まっています。将来、売却のために家を査定した場合「ZEH以前」「ZEH以降」として線引きされる可能性が高いといえるのです。

デメリット

さほどデメリットがないZEH住宅ですが、唯一ともいえるデメリットは初期費用が高めなことです。エネルギー効率や快適性を備えるためには、一定以上の設備や建築材料を使用する必要があります。断熱性や創エネのための発電・蓄電などはそれなりに費用がかかり、相場のイメージとしては一般的な注文住宅の相場+250~300万の設備投資が上乗せされる状態です。

ZEH住宅を依頼するメーカー選びのポイント

いざ「ZEH住宅を建てよう」と決めた場合、重要なのが住宅メーカー選びです。選び方のポイントをまとめました。

ZEH率を確認する

各ハウスメーカーが公表している「北海道以外で新築戸建住宅実績に占めるZEH住宅の割合」を確認しましょう。どのくらいZEH住宅を建てた経験があるのかわかります。

特徴的な性能を知る

ハウスメーカーにより、一押しにしている性能は異なります。太陽光パネルや蓄電設備、断熱効果などそれぞれ特徴があるので、実際に暮らすとしたらどのような住み心地になるか想像しながら選びましょう。

ZEHの効果を確認する

一般の住宅と比較した時、何がどれくらいお得になるのか提示されている場合が多いです。ランニングコストもイメージしやすくなるのでパンフレットやホームページなどでしっかり確認しておきましょう。

まとめ

ZEH住宅とはどのような家か、特徴やメリット、デメリットをご紹介しました。実際に住宅を建てる際のメーカー選びの際にチェックしたいポイントもまとめました。新しい形の省エネの家、簡単に表現すると「消費するエネルギーよりも創るエネルギーの方が大きい家」ということです。

省エネ効果以外にも、快適に住めるなどメリットはたくさんあります。これからZEH住宅を建てる方はぜひ参考にしてください。

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