注文住宅に地下室は必要?メリット・デメリットや設計時のポイントについて解説!

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メリットデメリット

掛川市の注文住宅では、地下室を注文する方もいます。地下室は収納スペースを広げ、防音性が高いのが利点。収納がたくさん欲しい方、音楽など周囲に音が出る趣味の方にはとても人気があります。一方で工事費用が高く、湿気が多くカビ対策や排水の問題に悩まされることも。ここでは地下室のメリット、デメリットについて紹介します。

注文住宅に地下室を設置するメリット

地下室は収納スペースを広げ、貴重品や衣類などの保管スペースになります。さらに防音対策にも優れ、大きな音が出る音楽やミニシアターにも最適。ただしドライエリア(空堀り)や半地下では防音効果が半減します。

収納スペースを大きく増やせる

たとえばキャンプなどで大型備品が多いご家庭、服の数がとても多いご家庭などは、地下室の設置で収納スペースを増やすことができます。家の外のレンタルボックスを借りて収納すると、思わぬトラブルや事故につながることも珍しくありません。家の中で安全、確実に収納をしたいなら、地下室の設置は大きなメリットになります。

温度が安定している、防音に優れている

地上に比べて、地下は温度が安定しています。屋外は炎天下でも地下はひんやり冷たいことは珍しくありません。温度変化に弱いものを収納するのに適しています。防音に優れ、大きな音を立てても周囲に迷惑をかけにくいのも利点です。

半地下、ドライエリアを設置すると居住空間にも

趣味に打ち込みたいお父さんにとって、地下室はガレージと並んで夢のある空間。天井が地上の上にある半地下、ドライエリアを設置した地下室なら、居間や工房などの居住空間が造れます。ただし、これらがない完全な地下室を居間にすることはできません。

注文住宅に地下室を設置するデメリット

地下室設置のデメリットは主に2つ。通常の注文住宅より費用が高くなることと、湿度、排水対策が続くことです。地質によっては地下が造れないエリアもあります。

工事費用が高い

地下室を造ると、残土処理などさまざまな手続きが必要です。地質調査だけでも数十万、さらに地面を掘る費用、残土処理費や配筋・RC打設工事、断熱、除湿、排水工事など、併せて1,000万円ほどの費用が発生します。

完全地下室かドライエリア設置か、元からの地形や地質などで費用は大きく変わります。予算には余裕を持たせ、業者とよく話し合い決断しましょう。

除湿対策は必須

地下室最大の問題は湿度対策。放っておくとすぐにカビや結露だらけになるほど、地下室は湿度が上がります。これは地面の水分と、新しいコンクリートの水分が室内に漏れるため。コンクリートの水分が抜けるまで数年ほど必要です。これは地下室の宿命なので、強力な換気設備が必要です。

洪水リスクのある場所では控えましょう

掛川市南部は洪水リスクが高い地域。洪水に襲われると地下室の排水はとても難しく、最悪の場合は家の建て直しをしないといけません。軟弱地盤や地下水、配水管などの関係で地下室が造れない地域もあります。

地下室のタイプごとの特徴

地下室、と一言でいっても3種類あります。一見すると地下に見えない部屋も、建築基準法ではすべて「地下室」。それぞれ特徴があります。

全地下

天井から部屋全体が完全に地面より下にある地下室です。誰もがイメージしやすい地下室で、保温性、防音性に優れています。

半地下

部屋の1/3以上が地中にある部屋です。天井は地上より上にあるので換気しやすく、うまく造れば採光もできます。居住空間にもでき、あまり深く掘らないため費用も全地下に比べると若干安く抑えられます。

ドライエリア設置の地下室

地下室の横に空堀(からぼり)と呼ばれるドライエリアを掘った造りです。ドライエリアはベランダのように使え、観葉植物や椅子テーブルなどを置いて屋外カフェなども楽しめます。階段を付ければ非常時の避難経路にもなり、より安全です。ドライエリアから採光、換気もできますが、防音能力は若干劣ります。

快適な地下室を作るためのポイント

快適な地下室を造るためには、水分対策は必須。換気や排水システムをしっかり構築して、確実に対策しましょう。対策を怠ると、あっという間にカビの温床になりかねません。

換気対策

地下室最大のデメリットは湿度の高さ。とくに全地下の地下室は自然換気ができないので、強力な換気システムが必要です。1時間に200g以上の水分を排気できる換気システムなら、カビや結露の被害をある程度予防できます。

半地下、ドライエリア付きは排水対策を

ドライエリアは通行人の視線を避けられる「秘密の空間」として人気は高いですが、大雨になると直接雨水が流れ込み、浸水しやすいのがデメリット。

排水ポンプを設置し、定期的にポンプ配管を掃除しましょう。落ち葉やゴミが溜まると排水能力が下がり、イザという時にトラブルになりかねません。排水能力はもちろん、掃除しやすい設計にするのも大事です。

まとめ

注文住宅に地下室を設置するのは、費用面、メンテナンス面で大きな負担になります。しかし敷地面積を大幅に増やす、機密性やプライバシー性の高い部屋が造れるなど、メリットも計り知れません。メリットとデメリットをよく調べ、地下室設置の実績がある業者としっかり打ち合わせをすることが何より大切です。

注文住宅は居住空間の夢を叶える最高の機会。予算が確保できるなら、夢をあきらめないのも一つの選択です。

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